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貴金属装身具製作技能士 試験の流れexamination

国家資格である技能検定制度の一種で、都道府県知事(問題作成等は中央職業能力開発協会、試験の実施等は都道府県職業能力開発協会)が実施する、貴金属装身具製作に関する学科及び実技試験に合格した者をいう。

*技能検定は、「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」です。技能検定は、技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として、職業能力開発促進法に基づき実施されています。

受検資格 -技能検定全体において-

受検に際しては、原則として検定職種に関する実務経験が必要です。必要とされる実務経験の年数は以下のとおりですが、職業訓練歴、学歴等により短縮される場合があります。詳しくは厚生労働省のホームページをご確認いただくか、最寄りの都道府県職業能力開発協会へお問い合わせください。

特級1級合格後5年以上
1級1級7年以上
2級2級2年以上
3級3級の受検資格として必要な実務経験期間については、従前6ヵ月以上とされておりましたが、平成25年4月から緩和され、6 ヵ月に満たない場合も受検可能となりました。
また、従前通り、検定職種に関する学科に在学する方及び検定職種に関する訓練科において職業訓練を受けている方も受検できます。
単一等級3年以上

貴金属装身具作業 3級受検申請から試験当日までのながれ

① 受検申請

受検希望の都道府県職業能力開発協会から受検申請書等をお取り寄せいただき、必要事項をご記入の上、都道府県職業能力開発協会へ直接又は郵送等により申請を行っていただきます。(年度 -前期・後期- 毎に発行される、日程や手続きに関する案内書があります)

受検申請書

*受検手数料は案内書にある指定された金額を納めます。

*3cm×4cmの6か月以内に撮影した写真が2枚、ハガキ代に相当する切手1枚が必要

② 学科と実技

問題集
学科試験と実技試験は別日に行われます。
受検に際して、学科は過去問題の参考書があります。また、実技試験について試験問題が事前に公表されており、また、個人で持参する道具等が決められています。あらかじめ準備しましょう。

③ 道具の準備

学科試験と実技試験は別日に行われます。
受検に際して、学科は過去問題の参考書があります。また、実技試験について試験問題が事前に公表されており、また、個人で持参する道具等が決められています。あらかじめ準備しましょう。

④ 試験に臨む

決められた材料で、正確な製作が求めらるため、独学で悩んでいる方は、ぜひ講習会をお勧めします。
札幌貴金属工芸組合では年3回の実技講習会を行い、貴金属装身具製作技能士1級の職人や、「若年技能者人材育成支援等事業」ものづくりマイスター制度に基づいた、ものづくりマイスター認定者の指導を受けることができます。

試験の様子
⑤ 受検当日(実技試験)

3級の実技は3時間で仕様や指示事項(注意事項) により完成を求められます。当日は技能検定員の指示に従い、練習の成果を発揮しましょう。
受検態度や、製作で使用した端材の後始末までが実技試験内容に含まれます。  

受検申請書 試験例
 
⑥ 合格発表

 学科、実技、すべての受検終了後、合格発表日に両試験とも発表されます。
本人宛に通知が届き、後日、合格証書(特級、1級、単一等級は厚生労働大臣名で、2級、3級は都道府県知事名で)と技能士章(バッジ)が交付されます。
不合格でも、学科、もしくは実技のどちらかが合格していれば、次回の受検免除の対象になります。

3級検定試験 おすすめ工具一覧

工具 種類
やすり ・6 インチ平ヤスリ 中目、油目
・精密ヤスリ(12 本組)笹葉
・組ヤスリ腹丸(5 本組)中目、油目
糸のこ ・自在型フレーム(間口150ミリ× 深さ125ミリ)
のこば ・0番
コンパス ・105ミリ程のもの(けがきとしても使えるもの)
キサゲ 
芯金 ・焼き入り、サイズ入りのもの
ドリル刃 ・0.8ミリ
・3.5ミリ
・5.5ミリ
ピンセット 
オタフク槌 ・12 ミリ
プラスチックハンマー 
ノギス 
スリ板 
耐水ペーパー ・400 番
やっとこ ・片丸(サイズ120)
ピンバイス 
金切りばさみ 
フラックス 
毛ブラシ 

*この他にも布や革、粉すくい、はけが必要です。

*その他の工具等については「 標準仕様工具類一覧票」に基づき持参とするが、技能検定委員の承認を受けることとしています。


監修:アトリエProvi

お問い合せ・詳細情報

試験についてのお問い合せ、お申込みなどは北海道職業能力開発協会へお問い合せください。

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